我が家の小学校1年生の長女は、特別支援学級に在籍しています。
繰り上がり足し算の勉強に入った時には、だいぶ苦戦をしました。
7+5は~?
くりあがり?
わかんな~い!!
そこで繰り上がり足し算に、20玉そろばんを使った学習方法を取り入れたところ、今ではだいぶ出来るようになりました。
さて、繰り上がり足し算が出来るようになってホッとしたのも束の間・・・
次は繰り下がり引き算の勉強が始まりました。
13-5は?
くりさがり?
わかんないよ~!!
そういう時は、20玉そろばんだ~!
・・・ということで
繰り下がり引き算の学習にも20玉そろばん・100玉そろばんを取り入れると、娘は繰り下がり引き算をすんなりと理解することができました!
そこで今回は、20玉そろばんや100玉そろばんを使った、繰り下がり引き算を勉強する方法を紹介していきます。
- 20玉そろばんを使った、繰り下がり引き算の計算方法
- 子どもに分かりやすい教え方
- 繰り下がり引き算・2つの考え方
- 下準備におすすめの学習
- 家庭学習におすすめの無料学習プリントサイト
繰り下がり引き算でつまづいているお子様や、どう教えたら良いのか分からない!という方は、ぜひ参考にしていただければと思います。
ちなみに、我が家では20玉そろばんを使用していますが、20玉そろばん・100玉そろばんのどちらを使っても出来る学習方法です。
20玉そろばん&100玉そろばんって何?
20玉そろばん・100玉そろばんって何?
というお話から。
20玉そろばん&100玉そろばんは、算数の学習教材として使うそろばんです。
普通のそろばんのような「そろばん検定」や「そろばん教室」はありません。
娘は小学校の先生からの勧めもあり、
算数の学習では20玉そろばん&100玉そろばんを取り入れています。
普通学級だと20玉そろばんを使うことって、あまり無いですよね?
この20玉そろばん、算数が苦手なお子さまにもすごくオススメです!
算数に苦手意識のあるお子さまは、一度試してみてはいかがでしょうか。
このそろばんは、持ち運びや使い方もとっても簡単!
ADHD、学習障害、微細運動障がい、軽度発達障がい等の子どもたちにもお勧めされている教材です。
\20玉そろばんについて詳しくはこちら/
小1算数ができない!そんな時には20玉そろばん
20玉そろばん・繰り下がり引き算の計算方法
ここからは実際に20玉そろばんを使った、繰り下がり引き算の計算方法を紹介していきます。
写真のように、そろばんの端っこに【+・-】のシールを貼ると、動かす方向が分かりやすくなるのでおススメです!
混乱しないように、娘は 【足すときは玉を左】・【引くときは玉を右】に動かすことに決めています。
たとえば〔13-8〕を計算したい時
13-8を計算したい時は、まず上段10コ・下段3コを左側に動かします。
これで 13 を表しています。
次はこの 13 から 8 を引きます。
上段の10コから8コを右に移動
左側に残っている上段・下段の合わせた玉の数=5が答えです。
たとえば〔15-9〕を計算したい
15-9を計算したい時は、まず上段10コ・下段5コを左側に動かします。
これで15を表しています。
次はこの 15 から 9 を引きます。
上段10コのうち、9コを左側に移動
右側に残っている上段・下段の玉を合わせた数=6 が答えです。
【15-9=6】が計算出来ました。
繰り下がり引き算・2つの考え方
繰り下がり引き算には、減加法と減減法 と2つの考え方があります。
さっき20玉そろばんを使って紹介した方法は減加法の考え方だよ。
減加法とは?
【減加法の考え方】
13-8を計算する時に分解して【10ー8】【3+2】として考える
10-8=2
3+2=5
だから、13-8=5
このように、引き算のあとに足し算をする方法を、減加法といいます。
減減法とは?
【減減法の考え方】
13-8を計算する時に
8を、③と⑤に分解
13-3-5にする
13-3=10
10-5=5
だから、13-8=5
このように、すべて引き算で答えを出す方法を、減減法といいます。
一般的には減加法が計算がしやすいと言われていて、学校では減加法で指導されることが多いようです。
娘も繰り下がりの計算は、
減加法を取り入れているよ。
減加法が分かりにくい、どうも合わないなあ?という時には、
減減法を取り入れてみるのも良いと思います。
繰り下がり引き算・前段階におすすめの学習
- 繰り下がり引き算の前段階
- 繰り下がり引き算の学習がなかなか進まないとき
おすすめの学習方法を紹介するよ!
10から引く引き算
減加法では、10から引いた数に残りの数を足します。
なので、10から引く引き算がしっかりできるようになると、とっても理解しやすくなります。
〔10-○〕の計算をたくさん練習することをおすすめします。
3つの数の計算&いくつといくつ
数の合成・分解をしっかり理解していると、繰り下がりも理解しやすいようです。
繰り上がり・繰り下がりで苦戦している方は、〔いくつといくつ〕・〔3つの数の計算〕は算数の基礎の部分なので、しっかり基礎を固めてから取り組むと良いでしょう。
さくらんぼ算・引き算
さくらんぼ算といって、数を分解して計算する方法もおすすめです!
減加法と、減減法ではさくらんぼ算のやり方がちょっと違うので解説します。
減加法・さくらんぼ算
- 最初の数をまず、10と〔一の位〕に分解してさくらんぼにします。
- 10-〔引きたい数〕=▲
- ▲+〔一の位〕=答え
減減法・さくらんぼ算
- 引きたい数を分解する
- 左側から順番に引き算をしていく
おすすめの無料学習プリントサイト
繰り下がり引き算の学習におすすめの、無料学習プリントサイトです!
計算はとにかく問題を沢山解いて、ひたすら練習あるのみ!
繰り下がりの前段階の学習におすすめの、〔いくつといくつ〕や〔3つの数の計算〕の練習プリントもあるので、合わせて学習することも出来ますよ。
\こちらのドリルもおすすめです/
おわりに
繰り下がり引き算で、算数につまづくお子様は結構多いようです。
2年生になると1年生で習った足し算・引き算の応用学習も出てくるので、基礎はしっかり固めておきたいですね。
少しでも、繰り下がり引き算に苦手意識のあるお子様や、どう教えたら良いのか悩んでいる方の役に立つことが出来たら嬉しいです。
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました!
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